ぺちぺちくん51・韓国映画パラサイトについて

気功の穴・象気功

まあ、その、今回のアカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、国際映画賞の4冠の韓国映画の「パラサイト」を見たが、「万引き家族」をなんとなく想起させる展開がそれなりである。

あたしはどこの国にも特段の他意はないが、作品賞受賞ということであれば、「これがかよ」というご感想で、なんともかんとも言いようもないのである。

もちろん、あたしのご感想であってこの作品の優劣とは別物であるのはいうまでもないことである。

それでもなにしろアカデミー賞であるし、まさかあからさまにワイロで外国のそれもアジアの映画が作品賞をとれるとも思えないので、結局、大金をかけたハリウッドの作品が行き詰まって、低予算であろうこの作品以上に面白いものがなかったということであるのかもしれないあれこれであるとはいえるわけである。

まあ、韓国の貧困層と富裕層の対比あるいは軋轢てなものが作品の根底にあるとは思うが、欧米人から見ると奇異で目を奪われる韓国の貧困層の生活も、幼児期に日本の貧困時代を経験しているあたしらおっさんからすれば、「こんなもんだろうなあ」てな感覚の域を出ないので、これといって感動する場面もなくて、最初から飽きてしまって「いつか面白くなるんだろうからクライマックスまで我慢しよう」てなあれこれである。

この韓国の貧困層の生活が欧米人審査員には最初から感動を与えたのが受賞のひとつの理由と思えば、個々の生活の状態によって感動する基準が違うのは当たり前であるから、彼らにはそれだけでも面白かったろうと思うので、さもありなんと納得するわけである。

しかし、いわゆる昭和貧困びんぼーにん成り上がりのあたしには普通の生活に見えて、単なる詐欺師家族という展開に最初から飽きてしまったわけである。

いずれにしても、たいていの映画は10分も見ると話の成り行きが見えてしまうか、緊張感のない導入部のだらだら尺で飽きてしまって、なかなか面白いと思うものに当たらないのであるが、それでもときどき吸い込まれるように見てしまうものもあるので、それを期待して短い人生の大事な時間を膨大に浪費しているわけである。

ううむ、この文章自体が緊張感もないだらだら尺であるのでこの辺でENDである。

だれがENDだ。

ああ、恥ずかしい。

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