あたしもときどきタクシーのお世話になるが、どうもタクシーの運転手さんとは、しっくり行かないのである。
しっくり行かないというよりはむしろ敵同士のようなものという方が正解である。
なんのトラウマなのかタクシーに乗ると、とにかく不快になるのである。
あたしが不快であるから、その波動を受けた運転手さんの方も、当然、不快感丸出しの対応で、会話は全くないのである。
だからタクシーの運転手さんとにこやかにお話をしてる人と同乗すると、ある意味尊敬してしまうのである。
それが若さのせいであると思っていたのであるが、いい年をしたおっさんになった現在もうまく行かないので、すっかりあきらめて、タクシーでは行き先以外は無言ということにしたのである。
しかし、近い場合はいいが、遠距離の場合はこれがけっこう気がつまってしんどいのである。
人間は同じ空間で長時間にわたって無言でいることが苦痛になるようにできているのかもしれないのである。
まあ、あたしがタクシー以外ではおしゃべりであるせいであると思うが、そんなときは寝たふりをする以外ないので、ひたすら目をつむっていてときどきミラーをみると、運転手さんもときどきあたしを見てるのである。
だれにとっても、長時間の無言はやっぱり気づまりであるわけである。
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