ぺちぺちくん120・世界の終り


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まあ、なんである、このたびの新型コロナ禍は世界の終わりにはほど遠いが、人類未曾有の危機であることは間違いないところである。

常々地上最強の天才霊能気功師と言い張ってはいるが神ならぬ身で致死率の高い年寄りのあたしであるから、いつなんどき発熱してコロリとお亡くなりになるかわからんわけである。

コロナでコロリである。

ううむ、恥ずかしい。

そこで人生の最後に何を食いたいかと考えて、敬虔な仏教徒で厳しいヴィーガンのあたしはやはり牛の肉である。

できれば血のしたたる激レアの生肉を食いたいが、先日、食い放題の串揚げ店で鶏肉を生で大量に食ってカンピロバクターにもろに当たってお腹イタタタでげりぴーしたことを思い出して、本日は牛の肉といえども生肉はおやめになることにしたのである。

それで、いつものフードコートのいきなりステーキで血のしたたらないワイルドハンバーグ300gにランチセットご飯大盛り無料にゴールドカードでドリンク無料付きをよく焼いてお召し上がりになる運びである。

このところさすがにいくらなんでも肉を食い過ぎかねと感じる今日このごろであるので、200gにしようと思ったのであるが、気がついてみれば結局300gをご注文していたのである。

もちろん軽やかに完食したが、これで人生最後の食事と思うと心も腹もぐうぐう鳴って、さらに天丼てんやのえび天そばを食ってしまったのである。

ものすごく安上がりな人生最後の食事である。

まあ、あたしもバカのはしくれであるので、一時期グルメ食い道楽を自負して、1日に数万円の予算で食いまくっていたことがあるのであるが、心の底から「うわあ、これはうまい!」なんて思ったお料理はついぞないのである。

某ホテルのフランス料理にしても某中華街の高級中華にしてもどこそこの高級和食や寿司にしても「なんだこりゃ、高けーだけでたいしてうまくねーや」と思うときがほとんどである。

しかし、自分で作ったナスのチャーハンは心の底から「うわあ、うまい!」と思ったことがあるのである。

大根おろしとネギをのせて醤油をかけただけのご飯は心の底から「うわあ、うまい!」と思ったことがあるのである。

葉山でボートを借りて釣ってきたヌルヌルで気持ち悪いメゴチの天ぷらは心の底から「うわあ、うまい!」と思ったことがあるのである。

えらい無駄遣いで学んだことは「高い金払っても意味ないじゃん」である。

さらには、たとえば何々系のラーメンがうまいと評判でも、実際に行って食ってみると硬くて粉っぽくてつゆまでご丁寧にうまくもなんとも無いのである。

行列ができているカレー屋にがまんして並んで食っても「どこがうまいんだ」というお味である。

つまりは、味は個人個人で千差万別であるので、値段も評判も無関係で、自分がうまいものがうまいということである。

当たり前である。

てなことで、ろくでもない生まれのあたしの食生活は実に安上がりであるが、いずれにしても、昨今の事情では感染爆発を目の前にして、極力、接触と飛沫感染の危険性を減らすためにフードコートのテラス席で食うぐらいしか方法が思いつかないのである。

「なら、うちで食えばいいじゃん」という声もあろうと思うが、どんな障害があろうと、食いたいもんを食いたいだけ食うのはあたしがこの世に現された意味をつつがなく果たすためのあれこれであるので、この先もフードコートのテラス席であらいやんである。

意味不明かよ。

1 件のコメント:

  1. ステーキ食べたあとに天やですか…
    胃腸年齢は高校生くらいに若いですねw

    今年もありがとうございました。
    来年もよろしくお願いいたします。

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