ぺちぺちくんの大冒険の6


まあ、日本のコロナの大冒険も終わるようでなかなか終わらん状況であるが、開けない夜はないようにそのうち終わるかもしれないのである。

かもかよ。

ううむ、とにかく漫画の後書きであるので、漫画より面白い話は禁忌なのは当然であるから、てきとーなよしなしごとでお茶を濁したいなあ。

なあかよ。

昔、たしか小学校2年か3年ぐらいの時だったと思うが、父親の知り合いの柔道の町道場に連れていかれて、好きでもない柔道を始めたのである。

そこに行ったら偶然同級生のデブの金子君が来ていて、いっしょに投げたり投げられたりの練習をしていたのである。

金子君はいわゆるいいとこのおぼっちゃんにありがちなデブであったが、これもいいとこのおぼっちゃんにありがちな好き嫌いがひどく、とくに学校の給食が嫌いである。

それに対してあたしは極め付きのビンボー人のこせがれであったので、当時のひどい給食も大好きで、おかわりをするぐらいである。

それで、ある日先生が給食後に「金子君、何してるの!それを見せなさい!」と机から取り出したのは、ビニール袋に入った給食のお料理である。

金子君は給食のお料理がどうしても不味くて食えなくて、家から持参したビニール袋に入れて机にしまっていたわけである。

それが子供心にいわゆる残飯のように見えて、非常に不快な気持ちをした覚えが鮮明にあるが、つまり、金子君は毎日給食のお料理を密かにビニール袋に入れて、帰り道の途中で捨てていたのか、あるいは母親にそうするように言われて家に持ち帰っていたのかもしれないのである。

金子君とは学校では特に親しくもなく、柔道場では投げたり投げられたりが忙しくて話してる時間もないし、金子君に詳しく聞いたわけではないので、今となっては真相は不明である。

金子君にとってそんなに苦労をしても食いたくないぐらい不味い給食のお料理は、あたしにとっては絶品の美味い料理であったということの方が問題かもしれないのであるが、そのあたしが不味くて食えない店がときどきあるので、この世はまだまだ広いと自分の見識のなさに今更ながらけけけするのである。

文章がでたらめかよ。

象気功

1 件のコメント:

  1. いいものばっかり食ってると胃が弱くなるから
    美味しいものもおいしいと感じなくなること多々…
    金子君はさぞや内臓がアレだったのではないだろうか

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